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フィールドワーク

高1FW  水俣方面:埼玉大学との交流会

 

 3学期最初の国内フィールドワーク総合の時間は、埼玉大学で環境教育がご専門の安藤聡彦教授ゼミ卒業生の方たちとの交流会を行いました。安藤ゼミも本校同様水俣でのフィールドワークを始めて約20年経ちます。学生たちの「水俣に行きたい」という声で続けているとお話をしてくださいましたが、思いを繋げてきたことが伝わる交流会になりました。
 はじめに埼玉大と神奈川学園とそれぞれが、水俣で行った場所や出会った方などを報告しました。教育学部ということもあり、元教員の方のお話を伺っていたり、ジュノーケリングをしたり、同じ水俣のフィールドワークでも違いがあり、お互いに興味を持ちました。その後、4つのグループに分かれ、「私が感じた・考えた水俣」について語り合いました。学生の方が「なんでそう感じたの?」とか「どう思った?」と丁寧に生徒の気持ちを聞いてくださり、安心して意見を交わすことができ、約1時間があっという間に過ぎました。交流会の最後には本校生徒が感想を述べました。合鴨をさばいた体験から「いのち」を実感したこと、同じ体験をしても違う視点があることに気づき、違う体験をした人の思いや視点を学ぶことで「正しい答え」がないと実感したこと、迷ったり、うまくまとまらない葛藤が大事と思えたこと・・・それぞれが自分の思いを訥々と語り、その言葉に耳を傾ける時間を共有し、それぞれに新たな気付きや思いを深めることのできた交流会になりました。この後、生徒たちはフィールドワークのまとめのレポートを仕上げていきます。その最終章にはそれぞれにとっての「私の水俣」という自分語りをする予定です。