public safety防災対策
防災対策
安心・安全な学校
横浜駅から徒歩10分の地にありながら閑静な環境の中にある神奈川学園。
海抜19mの高台に加え、関東大震災の揺れにも1棟の校舎も倒れなかった堅牢な地盤に位置します。
関東大震災をも乗り越えた地盤
本校は現在の校地で2つの震災を体験しています。一つは言うまでもなく、2011年の東日本大震災ですが、実は89年前の関東大震災もこの地で体験しました。横浜一帯が灰燼に帰す中、本校の木造校舎は一棟も倒れませんでした。堅牢な地盤に守られてのことでした。その後、本校は避難所として、被災者救護の拠点となりました。
耐震基準1.25倍の校舎
施設の耐震にも心を配ってきました。最新のS館は、現在の耐震基準の1.25倍の強度を誇ります。これは、災害時に「対策本部」になる拠点と同じ強度です。
その他の校舎も、耐震基準を上回った建築です。最も歴史を刻んだ講堂棟も、阪神淡路大震災後に耐震基準が変わったことを受けて、耐震補強工事を完了させています。
警備員常駐
「最も安全な場所」をめざす視点は、震災対策だけではありません。不審者の侵入などの不測の事態を招かない備えを実現しています。正門には警備員が常駐。他の門も施錠の上、機械警備を実施し、生徒の安全を守っています。
校舎はすべて海抜19m
東日本大震災で、地震の揺れ以上にその恐ろしさを見せつけたのが、津波でした。最近心配されている東南海地震や首都直下型地震でも津波の脅威の見直し作業が進められています。本校は海抜19m、西グラウンドに至っては海抜30mです。現在の神奈川県の横浜の津波想定は最大約5mとされますが、万一上方修正されても、被災の心配はない高台だと言えます。
より万全を期して
震災後、3月11日の経験をふまえて、本校ではいっそうの装備拡充を図ることを決めました。毛布等の寝具類は1500組を完備。非常食も、全校生徒が3日を過ごせるように現在さらに拡充中です。非常用発電機も配備しました。以前から備えていた簡易トイレ等とも併せて、3日間にわたって全校生徒を安全に守りきる体制が完成されつつあります。