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授業・進路

高2化学  金属イオンの定性分析

 神奈川学園では高校2年生から大幅選択制が敷かれており、生徒一人ひとりが自分の志望する分野の科目を選択します。高校2年生の化学の授業では、無機化学の遷移元素の学習がひと段落したので、金属イオンを総合的に調べる実験を行いました。
 使用した試薬は硝酸銀、硝酸銅(Ⅱ)、硝酸鉛(Ⅱ)、硫酸鉄(Ⅱ)、硝酸鉄(Ⅲ)、硝酸亜鉛、硝酸アルミニウム、塩化カルシウムの各金属イオンを含む水溶液に水酸化ナトリウム水溶液、アンモニア水溶液、硫化ナトリウム飽和水溶液などの検出試薬を加えて、その様子を確認しました。
 教科書では「沈殿する」や「溶解する」という記載に加えて、物質の色が掲載されているものを覚えますが、実際に観察すると、教科書の写真とは見え方が違ったり、沈殿が発生するとゲル状になっているなどの実際に見ないとわからないことを新鮮に感じ取っていました。また、においのする試薬には敏感に察知し、活発に意見を交換しながら、実験を進めていました。
 最後に実験結果を表にまとめて、色鉛筆で色を塗りながら定着を図りました。2時間連続授業で時間のかかる実験にも丁寧に取り組み、レポートを自分たちの手でまとめていくことで、実験がより活きたものとなる時間を過ごすことができました。