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授業・進路

高2化学  無機化学:金属の推定と濃硫酸の性質

 神奈川学園では高校2年生から大幅選択制が敷かれており、生徒一人ひとりが自分の志望する分野の科目を選択します。高校2年生の化学の授業では、無機化学の典型元素の学習がひと段落したので、金属(ナトリウム、マグネシウム、アルミニウム、カリウム、カルシウム、銅)にいくつかの操作を行い、金属を推定する実験を行いました。金属ナトリウムとカリウムを水と反応させる操作では、水面で弾ける様子を観察し、激しく気体が出るので、ドキドキしながら観察しました。
 アルミニウムと銅には濃硝酸を加えると、アルミニウムでは不動態が生じて反応しないのに対して、銅では溶液が緑色になり、赤褐色の二酸化窒素の気体が激しく出るのを実際に目の当たりにして感動している様子でした。
 マグネシウムは熱水と反応すると教科書では記載されていますが、常温の水とフェノールフタレインを加えて、放置すると色が変化しているのを発見し、教科書の記載だけを覚えていくのではなく、実験して確かめることの大切さを感じていました(注:その後、熱水と反応させるとしっかり反応していて、反応のスピードが上がることを見ました)。
 後半は濃硫酸の性質を観察しました。食塩に濃硫酸を垂らすと、塩化水素が発生します。そこに濃アンモニアを近づけると、塩化アンモニウムの白煙が生じます。教科書ではこのことを知るだけですが、実際に食塩から塩化水素が吹き出す様子や、アンモニアの臭いを感じて、理解することができました。最後は砂糖に濃硫酸を加えて、脱水作用を確認しました。混ぜてしばらくは茶色くなるだけですが、ある瞬間に真っ黒の炭素が盛り上がってくる瞬間に驚きの声が上がりました。
 最後にここまでの結果をまとめて、化学反応式や現象の確認、類題演習を行いました。2時間連続授業で時間のかかる実験にも丁寧に取り組み、レポートを自分たちの手でまとめていくことで、実験がより活きたものとなる時間を過ごすことができました。