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授業・進路

中2家庭科  車いす・白杖体験をしました

 中学2年生は家庭科の時間に車いすと白杖の体験を行いました。基本的な操作方法・介助の仕方などを学び、実際に校内を歩いたりしました。安全な校内での体験でしたが、実際の利用者の方を想像しながら取り組むことが出来ました。

<生徒の感想>

 車椅子では、介助された時に段差のところで上に上がるので少し怖かったです。でも、介助してくれている人がすぐ後ろにいる安心感があって心地よかったです。私は車椅子に乗ることも、いざと言う時に踏ん張ったり、自分の体を自由自在にコントロールできるけれど、そうでない人が車椅子に乗ると思うから、きっと不安が大きいのだろうなと思いました。介助した時は乗っている人がびっくりしないように声をかけたり、上げた時も優しくおろしたり、車椅子から離れる時はブレーキをかけたり相手のことを思いやりながら介助する事が出来ました。車椅子は骨折でも使う可能性があってかなり身近だと思うので、いつでも使えるようにしたいと思いました。

 白杖は、介助されるのもするのも車椅子とは全く違う不安があって難しかったです。バンダナをして視界が暗くなった瞬間にどこを進んでいるのか、本当に柱とか危険なものがないのか全然分からなくなって、目が見えないだけでこんなにも違うんだと驚きました。介助する時も、指示をしても相手が戸惑ってしまったり明確な指示が出せなかったり・・・と、とても難しかったです。

 白杖体験の時に、階段ですぐに落ちてしまいそうで一番怖かったけれど、今回使った階段は一段一段の幅が広いから登りやすかったなと思いました。逆に幅が狭いと、目が見えていても怖いのに目が見えないと余計怖いんだろうなと思いました。階段の幅を広くすることも、みんなが生きやすい社会をつくっていく上で必要なんじゃないかと思いました。

 白杖で介助されている時は、介助されていてもずっと見えないのですごく怖かった。特に階段が怖かった。なので、ホームで白杖を使っている人は、一人だったらすごく怖いだろうし介助してくれる人が居てもすごく怖いと思った。介助している時は何を伝えればよいか混乱してしまい、思ったように上手くは進まなかった。
 車椅子の介助は段差が大変だった。介助されている時は、特に不便なこともなく楽だった。ただ、自分でドアを開けたりするのはすごく難しかったし、自販機も直接ボタンを押すタイプは上の方の飲み物に届かなかった。