学園日誌
KG OPEN HUB 坐禅・写経体験を通して仏教の教えから生き方を考える
9月5日に東白楽の孝道山を訪ねました。天台宗総本山比叡山延暦寺から迎えられた「大黒天」が安置された大黒堂、お釈迦さまのご聖骨「仏舎利」や「不滅の法燈」がまつられた「仏舎利殿」、堅山南風画伯筆の仏教画など、ご道衆の金子様に境内案内をしていただきました。本仏殿では本部総長草野ご住職から「孝道」の名称の由来、父母祖先への「孝養」のみならず、子孫の幸福や繁栄、身の周りの友人、知人、あらゆる生き物への「慈悲」を説くため、仏教の精神があらゆる人々に正しく理解できるよう日常に取り入れることを目指し、自分が今の世の中で何ができるのか、考えてくださいという深いご講話を、『更級日記』の女人成仏のお話も交えながらわかりやすく教えていただきました。
坐禅体験では座布団または椅子坐禅で、希望者は警策(きょうさく)で背中をたたいていただきました。数を数え、姿勢や呼吸を整えることに集中して心をも整える体験です。最初は雑念を取り払うことが難しかったものの、無に徹したら不思議と心と体がすっきりと引き締まりました。
写経体験ではお香がたかれた部屋で「般若心経」の読経や解説をしていただいて、おみくじを引き、今の自分に必要な現代語に改められた仏様のお言葉を心を込めて書写し、祈願の言葉を添え、奉納しました。じっくりと文字を書き、今、これからの自分と向き合う貴重な体験になりました。
<生徒の感想>
坐禅をしている間は、普段考えている進路のことや学校生活のことなどを考えるのをやめ、静かな環境の中で自分と向き合うことができました。目の前のことに集中することで、頭の中にあるたくさんの考えから離れることができ、終わった後は頭がスッキリしました。写経では、一文字一文字を丁寧に書くことを意識し、集中して取り組むことができました。一つのことだけに集中する時間はとても新鮮でした。今回の体験を通して、悩みや考え事を抱え続けるのではなく一度立ち止まり、目の前のことに集中する時間も大切だと感じました。




