フィールドワーク
高1FW 沖縄方面:沖縄戦の記憶を校内へー「平和の礎企画」展示スタート
12月4日、本校では沖縄フィールドワークに参加した生徒たちによる「平和の礎企画」展示を実施しました。
今年6月、沖縄タイムス社は、沖縄県立平和祈念公園に建立されている「平和の礎」に刻銘された24万人以上の戦没者の氏名を、13日間連続で紙面に掲載し、大きな反響を呼びました。本企画は、同社のご協力を得て、その紙面と生徒たちのメッセージを校内で紹介するものです。
生徒たちは、戦没者の氏名が記された一枚一枚の記事を丁寧に並べ、協力しながら手際よく展示を形づくっていきました。紙面を並べると、全体として大きなデザインが立ち上がる構成となっており、通りかかった生徒たちは足を止め、びっしりと刻まれた氏名に見入る姿が見られました。多くの命の記録が視覚的に立ち現れる展示は、沖縄戦を学ぶ本校の平和学習に新たな気づきをもたらしています。
本展示は1月9日まで校内にて公開しています。
<参加した生徒の声>
「全体を見ると「〇〇の子」とか「〇〇の妻」と表記されている方が多くて、戦争は名前すらも残さないのかと思うと悲しい気持ちになりました。それでも刻銘されていることは、この世に存在したっていう揺るぎない事実でもあると改めて認識させられました。一人でも多くの人が足を止めて、数字で表せない個人の命の重みを感じてほしいと思いました。」


