フィールドワーク
高1FW 岩手宮城方面:被災地に学ぶプログラム
高校1年生のフィールドワーク岩手宮城方面では、東日本大震災の被災地に赴き、現地の方のお話を聞き、各町の現状を見学してきました。釜石市、大槌町、陸前高田市、南三陸町の順に巡り、語り部の方と出会い、当時の状況を模型や写真などで説明していただきました。
2011年3月11日から14年の歳月が経っても、現地では多くの方が、未だに癒えない心の傷を抱えていると感じました。震災前の状況に戻す「復旧」、震災前以上の社会を作りあげる「復興」を、多くの方が真剣に模索されていました。その原動力は、再び起こるであろう地震や津波で犠牲者を出さないという固い決意であると感じました。
多くの議論を地域社会で積み重ねた末に、震災の教訓として残されている震災遺構(気仙中学校、防災庁舎など)では、当時、幼少であまり記憶のない生徒達にも実際の様子が浮かんでいるようでした。どの語り部の方も「今、会えている人を大切にしてください」「1日1日が当たり前ではなく、ありがたいことです」と、とおっしゃっていました。生徒たちは今回の体験から学び、次の世代にこの震災を風化させずに語り継ぐ一人ひとりとして、この後の学習に活かしていきます。













