フィールドワーク
高1FW 沖縄方面:沖縄戦と基地問題に向き合う旅。そして、自然と文化の豊かさを感じる旅
11月4日から4日間、沖縄で国内フィールドワークを実施し、32 名が参加しました。
初日と2日目は平和ガイドの瀬戸隆博さんに沖縄戦を軸に、米軍基地や南部戦跡をガイドしていただきました。那覇空港に到着後、嘉手納基地を高台から見学しました。その後、激戦区だった嘉数高台から普天間基地を見学し、佐喜眞美術館で丸木位里・丸木俊作による絵画を鑑賞しました。各説明をしている場面で、何度も米軍機の爆音が聞こえ、基地問題の現実を実感しました。ホテルでは報道写真家の嬉野京子さんからお話を聞きました。
2日目は南部戦跡を巡りました。まず糸数アブチラガマに入り、暗闇と音を感じて当時の様子を想像しました。昼食は、もずく料理と共に沖縄そばを楽しみました。午後は、白梅学徒隊の多くが犠牲となった場所である白梅の塔を訪れ、白梅学徒隊の想いを引き継ぎ「若梅会」の活動をされている新垣ゆきさんのお話を聞きました。その後、ひめゆりの塔、魂魄の塔、平和祈念公園を訪れ、今につながる沖縄戦の歴史を学びました。
3日目は、沖縄の美しい自然と文化を満喫しました。名護市瀬高の美しいビーチでカヌーとビーチコーミングの体験、沖縄郷土料理のお弁当を食べて、午後は紅型体験を行いました。11月でも真夏のような陽気で、沖縄の自然を満喫しました。同時に、美しい海の側では、辺野古の埋め立ての現場を目の当たりにしました。
最終日は、琉球大学と沖縄タイムス社に別れて、それぞれワークショップを実施しました。現地の大学生や新聞社の方との交流では、これまでの学習で新たに生まれた問いをぶつけて、学びを深める時間になりました。午後は国際通りの自由散策を楽しみ、ランチや買い物を楽しみました。空港に戻る前に対馬丸記念館に立ち寄り、沖縄での地上戦が始まる前から大きな犠牲があったことを知り、時間軸を広げて学びました。
現地でのフィールドワークでは多くの体験があり、その場に行き、人と出会うことで深い学びに繋がることを生徒たちは実感していました。現地での学びを踏まえて、今後はそれぞれの視点でレポートにまとめていきます。










