授業・進路
高3化学 夏の実験講座⑦ファラデーの法則
高3化学選択者向けの実験講座第7回は、銅電極を用いた硫酸銅(Ⅱ)水溶液の電気分解を行い、ファラデー定数(1 molの電子が持っている電気量の大きさを表す定数)を自分たちで求めてみました。
「ファラデーの法則」とは、実験用のガスバーナーを発明したことでも知られるイギリスの科学者マイケル・ファラデーが約200年前に発見した法則で、普段は問題文に数値が与えられていることが多いのですが、改めて自分たちで導き出してみることで、昔の偉大な科学者の気持ちが少しわかったのではないかと思います。理論値にかなり近い班もあり、喜びの声も聞かれました。
電気分解は20分間行ったので、その間に国立大学の入試問題演習にも取り組みました。グラフの作成など、慣れていないと考えにくい問題も含まれていましたが、実際に実験をやってみて、解答のイメージもつくりやすくなっていたと思います。
夏の実験講座は次回が最終回となりますが、最後まで頑張って欲しいと思います。