授業・進路
中3国語 『サード・キッチン』を読み進めています
中学3年生は国語の授業で白尾悠氏の『サード・キッチン』を扱っています。この長編小説は、日本からの留学生・尚美が言葉の壁で苦しみ、多様な人種や民族の中での差別や自らの中にある偏見に気づいて少しずつ成長していく物語です。一冊の本を教材として扱うことで、主人公の心情の変化、歴史・社会的背景を多角的に掘り下げていくことができます。
この日の授業は、尚美にとって気まずい相手、ジウンとの関係を読み解くものでした。キーワード、キーフレーズを共に確認しながら具体的な心情を読み解き、別の言葉で言い換えます。「自分ならどう思うか」「尚美がそのように感じるのは何故か」を真剣に考え、友達と考えを共有しました。先生からの問いかけに自分の言葉でしっかり答える様子が印象的でした。