国際交流
国際交流 韓国・成徳高校と「戦後80年」の年に「戦争と現代」について意見交流をしました
2024年8月に神奈川学園を訪問してくれた韓国光州市にある成徳高校のみなさんと、オンラインで今年最後の歴史文化交流を行いました。神奈川学園からは、戦後80年たって戦争体験をどのように家族から聞いたかの紹介や、直接聞けなくなったペリリュー島や満州での兵士体験の話、日本と韓国の二つのルーツの戦争体験などを紹介して戦後80年の戦争継承について報告しました。成徳高校からは、先日あった大統領による非常戒厳を光州市に暮らす自分たちがどのように受けとめたのか、今回の戒厳と光州独立運動との関係、韓国の学校で習う日本統治下のようす、戦争の問題を現在どのように考えたらいいか、など報告してもらいました。報告の後に、歴史を学び未来を考えることについて意見交換を行いました。交流を重ねることで、戦争をめぐる歴史認識の違いがわかると同時に、一緒に歴史や戦争の問題を考えることがこれからの平和な東アジアを作るために必要だと感じるようになりました。
■生徒感想
◎この交流会のおかげでおじいちゃんに初めて戦時の話を聞けたのが良かった。これからおじいちゃんおばあちゃんの話をよく聞いて繋いでいきたいと思った。韓国の子達と交流出来てほんとうに楽しかったし、夏に来てくれて更に仲が深まって貴重な経験になった。またやりたいし今度は私たちが韓国に行く!!
◎最初は日中韓共通教材に出ていた日本の学生の感想のように「歴史は歴史であり、私たちは私たち」という考えを日本の学生は持っていると思った(共通教材にも韓国文化には関心が多いが歴史を学ぼうとしない学生が出たから)。ところが交流をして、そして日本の学生たちの感想文を読んでからそうではないことが分かった。私たちは青少年であり、将来の関係を改善できる主体たちだと思う(人々はとてもフレンドリーです)。交流をしながら海外の学生たちと多くの話を交わして楽しかったし、近くても遠い国の日本についてもっと知ることができてよかった。みんなと一緒に働きたいと思った。次に会うことになったら、私の日本語の実力を育てて翻訳機なしで日本語で話すことができたらいいなと思う。