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フィールドワーク

高1FW  水俣方面:水俣高校とのオンライン交流会を行いました

 高1FWの水俣方面では、昨年11月に水俣に赴いた時に、水俣の食べ物と共に生産者の思いを紹介した『水俣食べる通信』という冊子を送る活動をされている諸橋さんに講演をしていただきました。その際、諸橋さんが地元の水俣高校の高校生とともに『高校生がつくる水俣食べる通信』を作っていると伺ったことをきっかけとして、高校生同士の交流を1月23日にオンラインで実現することができました。
 水俣高校1年生が『食べる通信』を紹介し、神奈川学園生が水俣に行った時に感じ、考えたことを伝えることから交流がスタートしました。今まで、大学生や卒業生と意見交換をする機会はありましたが、同じ学年で活動をしている生徒同士の交流は初めてで、同世代だからこその共感や刺激のある時間になりました。

以下は生徒の感想です。

「今回強く印象に残ったことは、水俣の高校生が水俣の魅力を少しでも自分たちで伝えたい、と考えている姿です。小学校から学んでいる水俣ではあるけれど、伝えようと実際に行動し、実際に活動に楽しさを見つけて『水俣食べる通信』を制作していることに、地元への素敵な思いを感じました。同じ高校生ということもあって親近感があり、『食べる通信』を制作している水俣の高校生を見て、「同じ高校生の私は何が出来るんだろう」と改めて考えさせられました。直接水俣で何かを行うことはできなくても、今回のように少しでも人との交流で学びや考えを伝えることの大切さを感じました」

「今日水俣高校と交流をして、とてもいい経験をしたなと思いました。温かく話してくれたので、進路や部活のことを話したり、『食べる通信』のことも話せてとても良かったです。何より印象に残ったことは、水俣高校の子が「水俣で暮らしたい」と言っていたことです。きっと「都会に行きたい」とみんな言うだろうと思っていたけれど、水俣や熊本に残るといっていて、本当にその場所が好きなんだなと感じました。ある生徒が「水俣病は、勉強しているときもいつも隣り合わせ」と言っていて、私達もフィールドワークで水俣病について勉強したからこそ、少しでも身近な問いとして考えていきたいと思いました」